【2008年12月30日(火)】
「ひとりみかん」<市ヶ谷~四谷②>
●麹町六丁目の信号のところからのつづき。
ここからは、赤いルート上を歩いたのだ。▼
地図をクリックすると大きくなるよ。
●さあ、写真アーカイヴ行くぜっ。
新宿通りを右折して、再び日テレ通りに戻ることに。てくてくてく。
名もない公園があるんだ。おんや? この木は桜? 寒桜ってのはこれなのか?
●さらに直進。この道は4年前に職探しをしていた頃に歩いたことがあるのさ。ベルギー大使館の近くにあった会社に面接に行ったことがあるんだ。何の会社だったかは、もう忘れてしまったよ。その、ベルギー大使館のあるビルは改修中だった。
●また日テレの前に戻って来たよ。ここを左折だ。地学会館の前を直進。右手に見えたビルに反応したよ。
●いかにも昭和40年代の建物だとわかるビルに遭遇。豆腐のような四角い箱型のビルで、まったくムダのないすごくシンプルなファサードに強く惹かれるな~。
超広角の携帯のCCDカメラでも引き切れないや、ビルからうんと下がって撮影だ。そこへいくと、肉眼(=脳)の形状判断はすんばらしいね。初見でこのビルのデザイン性を一瞬で判断して解析したからね~。
う~む、部材の使い方がシビれるね、特に窓まわりのアルミ材。
高度経済成長期のニッポンの記憶がこの建物にアーカイヴされているのさ。 時代の最先端を走っているということのいい回しを<現代的>と称した頃の遺産なり。
この記号性は、まったくもって素晴らしい!!
建築の神様ありがとう!! ビルの名前は「東亜ビル」といったのだ。
●「東亜ビル」前をさらに直進。
次にの大きな交差点を四谷に向かって左折だ。(写真・左)
この道の先の右側に、12月22日(月)に忘年会で使った鳥料理専門の居酒屋「鳥珍(ちょうちん)」があるんだわさ。
●そんでもって、その近くにまたまたステキなファサードのビルを発見。
バブル前の80年代初頭の建物なのかな。それにしてもこのあたりの建築物には見るべきものが多いね~。建築家と一緒に歩く「
東京みかん」をやりたいもんだよね。
どこのビルかと思って表示板を見たら「Sony Music」って書かれていたよ。あ、そうなの。
●さあ、四谷を目指して道なりにどんどん行くよ。
右手に見えてきた建物に反応して近づいて門の表示を見ると「東京中華学校」とあった。ふ~ん、ここにそんな学校があったのか。
●左にゆっくりと曲がるカーヴ。目の前に土手が見えてきたよ。もうすぐ四谷が近いのだな。
いま来た道を振り返る。(写真・右)
●土手に上がる石段。右の小道は市ヶ谷へと向かう道。そしてボク土手に上がる。
●四谷に向かう土手の桜並木は、すっかり冬枯れた風情なり。
●土手の右側には、太陽に向かって延びる松並木が。
●左手前方にJR四ッ谷駅が見えて来たよ。
それにしてもこのあたりのたたずまいは、江戸のフレーバーと、近代明治のフレーバーの混交といった、何ともいえない品格を感じるな~。
あらめてボクは、東京というこの途轍もなく素晴らしい土地に住んでいるんだな~ということを実感した。
幸せだな~。
●石段をおりる。途中、左手に見えた何やら立派な建物が気になるので、道におりて戻ってみることに。
●すると、この建物が「
雙葉学園」であることがわかったのさ。
地方出の田舎者のボクでも、ここが名門であることくらいはわかりまシュ。
●ここに通う子弟は、両親のことを「おとうさま」「おかあさま」と呼ぶんかのう。
そして、虫も殺さぬような顔をして、ゴミを見るような目つきで庶民の男どもをあざけり嗤(わら)う
女王様の園なんかのう。まるで、マンガの世界みたいだね。
いや、これ、あり得ると思います。ぶるるっ。
●おそらく創立期のものだと覆われるレンガ門の一部をうまく残して、近代建築がぶっ建てられている。
やるな~。
クラッシーな方々余裕を感じるたたずまい。ま、要するに「金持ち」の匂いがするのよん。すんすん。
間違っても、息子の嫁はこの学校の出身者ではないな。
ぎゃふん!!
●「雙葉学園」のモダン建築を遠めに見ながら、終点のJR四ッ谷駅に到着。
JR市ヶ谷駅を14:30にスタートして、ゴールしたのは16:00だった。
あ~、楽しかった!!
おしまい